2010/04/15

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色立体とは

色立体とは

色立体とは色の3属性を立体的に表すモデルです。

色立体とは色は、色相、明度、彩度の三属性によって表すことが可能です。色を系統的に表示するために、色の三属性を3次元の空間に組み立てて、立体的にしたものを色立体と呼んでいます。

色のトーンにあるとおり、明度を縦軸に、彩度を横軸にとると、同じ色相の色を平面上に配置することができます。このようにして、ある色層の色を並べたものを等色相面(とうしきそうめん)といいます。右の写真で、中央軸から伸びているプレート、このそれぞれが等色相面です。

無彩色の軸を中心にし、各色相の等色相面を色相環と同じ順序で放射線状に並べると立体になります。こうしてできあがるものが色立体です。全ての色はこの色立体の空間のどこかに位置することとなります。

色立体は次のようなイメージで構成されています。色立体

  • 中心に無彩色の軸を置き、高さで明度を表します。明るい色は上に、暗い色は下に位置します。
  • 彩度は無彩色の軸からの距離で表します。無彩色の軸から離れるほど、彩度が高くなり、最も離れた位置に純色がきます。つまり、彩度の低い色は無彩色の軸の近くに、彩度の高い色は無彩色の軸から離れたところに位置します。
  • 色相は、無彩色の軸を中心として、周囲360度のどの方向かで表します。各色相は色相環と同じ配列で並んでいます。

色立体の一つにPCCS色立体というものがあります。これは、日本色彩研究所が作成した色彩体系のことで、この色立体を真上から見ると正確な円形に見えます。これは、純色の彩度が全て9sとなっているからです。言い換えれば、どの色相の純色も無彩色の軸から同じ距離に位置しているということです。

しかし、各色相の純色の明度は異なります。従って、完全な球体とはなりません。上の写真のように、等色相面のプレートによって、無彩色の軸の中心よりも上に偏っていたり、下に偏った形状をしているのは、同じ純色でも明度が高い純色は上方に位置し、明度が低い純色は下方に位置するからです。例えば、黄色の純色は明度が高いので上方に位置しますが、青紫の純色は明度が低いので下方に位置しています。

従って、PCCS色立体の形は、黄色方向が高く、青紫方向が低くなっており、全体として楕円形がゆがんだ形になっています。

色立体の断面

color solid slice色立体を真ん中から縦に切ると、無彩色の軸を中心にして、心理補色の関係にある等色相面が左右に並んで現れます。

一方、色立体を水平に切ってみると、明度の等しい色が並んだ面(等明度面)が現れます。例えば、明度4.0のところで水平に切ると、その断面には明度4.0のグレーを中心に各色相の明度4.0の色が並んでいます。